国土交通省新技術情報提供システム NETIS
:CG-130002-A(掲載期間終了)
クロスコントロールネットの概要、構造とは?
※斜面勾配等により上限に変動があります
クロスコントロールネットの概要
斜面に点在する重量の比較的大きい複数岩塊を一体化し、挙動をまとめて抑制できる落石予防工です。
また、単体の不安定岩塊等において、周囲の地形状況からワイヤロープ掛工での対策が困難な場合に活用できます。
| 主な対策工と対応可能重量(目安) | |
|---|---|
| 除去工 | ~7,000kN(約700t) |
| 接着工 | - |
| ロープ掛工 | ~500kN(約50t) |
| ロープ伏工 | ~65kN(約6.5t) |
| クロスコントロールネット | ~630kN(約63t) |
クロスコントロールネットの構造
滑動荷重を4本のアンカーに分散・均等化させた構造
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クロスコントロールネット 施工手順
主な仮設備
施工機材・使用部材ともに軽量の為、現場内運搬にはモノレールや簡易ケーブルクレーン等が主体となります。
標準的な施工手順フローチャート
施工範囲の測量
設計図書に基づいて、ロックアンカー・クロスティングポイントの設置位置、補助ワイヤロープ、吊りワイヤロープの数量を確認します。
対象岩塊や斜面形状に相違がある場合は、実測値より最適な数量を再度算出します。

ロックアンカー設置
削岩機(人力又は機械)を用い、地盤状況に応じて自穿孔(SDタイプ)他穿孔(PBタイプ)を使用します。
グラウト注入~養生期間を置いてアンカー確認試験を行った後、アンカー連結金具と分散金具を取付けます。

補助ワイヤロープ組立
(1)アンカー連結金具に補助ワイヤロープを設置する。
(2)アンカー連結金具に接続した補助ワイヤロープから、縦・横それぞれ1.0m間隔を標準に補助ワイヤロープを設置する。
補助ワイヤロープの交点は、クロスティングポイント又はエックスクリップで結合する。

クロスティングポイント組立
ミニアンカーの削孔はハンマドリルと用い、孔壁清掃を行った後、樹脂系接着剤を注入し、
ミニアンカーを挿入します。接着剤が硬貨した後、クロスティングポイントを取付けます。

集積金具設置
集積金具を1スパン内の中心部分に仮設置する。

吊りワイヤロープ組立
(1)上部2箇所のアンカー連結金具と制御金具を、上部吊りワイヤロープで接続します。
(2)下部箇所のアンカーと制御金具を、下部吊りワイヤロープで接続します。

制御金具設置
上部吊りワイヤロープの端部を制御金具を介して接続する。インパクトレンチにて仮締めを行った後、トルクレンチで所定の軸力まで締付ける。

施工性および維持管理性
◎モノレール又は簡易ケーブルクレーンよる運搬が可能であり、その他資機材も軽量の為、基本的にはロープ足場
による人力作業が主たる施工手段です。
◎適用できる範囲
・1スパン当りの対応可能重量は斜面勾配により変動しますが、最大で約630kNが目安となります。
◎適用できない範囲
・ロックアンカーの定着が見込めない箇所(湧水等)。
◎基本的には必要有りませんが、自社にて以下の項目について確認しています。
チェック項目 =「対象岩塊の状況」・「周囲の地形状況」・「ワイヤロープの緩み」・「部材の破損等」